最終予約受付は診療終了の30分前
最終予約受付は診療終了の30分前
CARIES TREATMENT
むし歯にならないために、治療したむし歯を再発させないために、また治療の質を上げるためには、お口の衛生状態が大きく左右します。そのために最も重要なのは、正しい歯ブラシの使い方をマスターすることです。当院では、お口の環境改善、適切な治療、日常のケアの改善をセットにして提供し、患者さまのお口の健康を長期的な視点でサポートします。
痛みの少ない手法で患者さまの負担を最小限に抑え、必要最小限の治療で健康な歯を残すことを心がけます。
むし歯が進行してしまうと、痛みを止めることに意識が強くなるあまり、そのために削ってしまった歯は元に戻らないことを忘れがちです。歯は治療するたびに少なくなってしまうので、健康な歯を少しでも多く残すためには、削らなければいけない歯質と健康な歯質を適切に見極めたうえでの「必要最小限の治療」が重要です。そして、そのためにもできるだけ早い時期での治療が欠かせません。
当院では、患者さまが歯科治療にイメージされる「痛み」に寄り添い、来院されることの負担にならないために、痛みの少ない丁寧な治療を心がけています。
当院のむし歯治療では、口腔内3Dスキャナーを用いてお口の中をデジタルデータとしてモニターに反映し、お口の中の状態をわかりやすくご説明します。3Dデータは自由に動かすことができ、様々な角度からお口の中の様子をご覧いただけます。
また、治療においては、う蝕検知液というむし歯だけに色がつく専用の薬液を用いるとことで、むし歯の取り残しや削り過ぎを防いでいます。
歯という小さな器官の小さな患部の治療において、治療する範囲を最小限に抑えるためには、時として肉眼での視野では見極めが難しい場合があります。
当院では、拡大鏡という眼鏡のように常時かけて使用できるルーペ(虫眼鏡)を使用して視野を数倍に拡大して治療を行います。また、より精密さが求められるようなケースでは、視野を数十倍に拡大することができるマイクロスコープという歯科用顕微鏡を用いて治療を行っています。
削った歯を修復する方法として、むし歯が小さければ詰め物による治療が一般的ですが、詰め物の強度や接着性を確保するためには、詰め物をある程度の大きさにする必要があり、結果的に必要以上に削らなければならない場合があります。
当院では、このようなケースにおいてコンポジットレジンという治療用の樹脂を治療した箇所に充填して固める治療を行います。より小さい範囲の切削で治療を行うことができ、歯に近い色なので目立ちにくく、製作期間が必要ないため治療期間も短縮することができます。
歯の中には、神経や血管が束になった歯髄という組織が通っており、事前の検査でむし歯を削ると歯髄が露出してしまうと判断された場合は、歯髄の細菌感染リスクを鑑みて、後述する根管治療によって歯髄を除去するのが一般的な治療です。しかし歯髄には、歯への刺激を脳に伝える役割の他に、歯に酸素や栄養を届ける働き、免疫力で歯を守る働きがあるため、歯髄を除去することによって、歯の寿命に大きく影響します。
当院では、患者さまの意向を大前提に、十分な検査を経て、歯髄を保存する治療の選択肢を用意しています。できるだけ神経を残したいとお考えの患者さまはご相談ください。
根管治療(こんかんちりょう)とは、歯の中を通る神経や血管が束になった歯髄という組織が、感染したり炎症を起こしたり、またはそのリスクがある場合に行う治療です。歯髄に炎症が起こると激しい痛みがでたり、歯髄がそのまま壊死してしまうと歯ぐきがひどく腫れるなど、最終的には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
根管治療では、歯髄を全て取り除き、根管(歯髄の通る管)内から感染歯質を削り、形成した後に殺菌・消毒して、再び細菌が入り込まないように根管充填剤を詰めて緊密に封鎖します。根管治療を行うことで、歯を抜かずに保存できる可能性が高まります。
小さな歯の中を通る根管内から感染した組織や歯質を除去する根管治療は、より正確で精密な治療が求められます。場合によっては、手の感覚のみで治療を進めなければならないこともある根管治療ですが、当院は、マイクロスコープという治療中の視野を数十倍に拡大することができる歯科用の顕微鏡を完備し、しっかりと目で見て確認したうえでの精密根管治療を行っています。日本での普及率は高くないマイクロスコープですが、当院では、より良い治療のために不可欠と考えています。
根管治療で大切なことは、感染物質を完全に取り除くこと、根管内の殺菌・消毒を徹底すること、そして治療中に細菌が入り込むリスクを抑えることです。特に、唾液に含まれる細菌が入り込まないようにすることが重要で、風をかけて乾燥させることで唾液を排除するのが一般的ですが、当院はラバーダムという医療用のゴム膜で治療する歯以外覆うことで唾液を排除します。口腔内から患部を隔絶できるため、リスクを最小限にすることが可能です。
自由診療で行われることが多いラバーダム防湿を、当院では保険診療でも欠かしません。
根管治療では、先端が細く尖ったヤスリ状のファイルという器具を使いますが、当院では一般的なステンレス製のファイルよりも柔軟で弾性が強いニッケルチタン製のファイルも使用しています。根管は真っすぐに歯の中を通っているだけではなく、曲がっていたり、枝分かれしていたりと複雑な形状の場合もありますが、ニッケルチタンファイルは、複雑な根管でも追従性が良いため、感染物質の取り残しを防ぐことができます。
また、ファイルを回転駆動するモーターを併用することで、効率よく理想的な治療を行うことができます。治療時間が短縮することで、患者さまへの負担も軽減されます。
※自由診療(保険適用外)
むし歯治療では、適切に治療を行い、適切なメンテナンスで再発リスクを抑えることが重要ですが、加えて歯の修復に使用する材料によっても、その後の状態が差がでます。
歯の色や透明感を忠実に再現するセラミックの詰め物や被せ物は、ラバーダム防湿によって乾燥状態でセットするために接着性が良く、表面が滑らかなので歯垢(プラーク)がつきにくく落としやすいといった特徴があります。
むし歯にならないためにも、治療したむし歯を再発させないためにも、定期的な検診を受けていただくことをお勧めしています。詳しくは当院の予防歯科をご覧ください。
〒253-0045
神奈川県茅ヶ崎市十間坂1丁目2-7
東海道線「茅ヶ崎」駅徒歩6分